星団日記

中央市議会議員なとり義高です。

四季のお話し会を開催します!

四季のお話し会 で、一緒にゆっくり学んでみませんか?


「川ごみから考える

  マイクロプラスチック対策」


講師 永井寛子さん

(認定NPO法人スペースふう 理事長・リユース食器ふうネット代表)


日時 3月16日(土) PM1:30~4:00 


場所 玉穂生涯学習館2階 第1研修室


ぜひお越しください。


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『マイクロプラスチック対策=「海ごみ」は「川ごみ」ゼロから』

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 本年1月31日、マイクロプラスチック 問題に取り組む 市民団体(山梨マイクロプラスチック 削減プロジェクト) が研修会を開き帝京科学大学の仲山英之教授が、富士川笛吹川釜無川桂川山梨県内4つの河川で行った汚染 状況の調査結果を報告しました。それによりますと富士 川のマイクロプラスチックの数は、汚染度が高い東京多摩川河口の9.7個とほとんど変わらない1立方メートル 9.5個で、深刻な状況であることが報告されました。


  マイクロプラスチックとは直径5ミリ以下の小さなプ ラスチックのかけらのことですが、今日本周辺の海はホ ットスポットになっているといわれ世界の海の27倍に もなっています。生き物の体は自然がつくりあげ、自然が 分解しますが、プラスチックは人間がつくりだしたもの で分解する微生物がいないためいつまでも残り続けま す。さらに、紫外線や波の力が働きプラスチックを砕きマ イクロプラスチックが増え海を汚染します。2016年1月の ダボス会議では、2050年までに海洋中のプラスチック の 量が魚の量を超越すると試算しました。深刻なのは、プラ ンクトンと間違えて小さな魚がえさとして食べ、それを また大きな魚が食べるといった人間を含む食物連鎖の過程で生物の体内に取り込まれ蓄積されてしまうことで す。また、PCBなどの有害化学物質を吸着してしまうこと も懸念されます。世界各地の海産物からマイクロプラス チックが見つかっています。すでに私たちもかなり食べ てしまっている可能性があります。2018年6月、G7(主要 国首脳会議)は「海洋プラスチック憲章」をまとめ具体的 な数字をあげ削減目標を世界に約束しました。国連環境 計画(UNEP)の報告書によると、日本の使い捨てプラスチ ックの量は世界2位で、1位が米国です。所が日本とアメリカは署名しませんでした。国に先駆けて京都府亀岡市 では市議会とともに同年12月13日、「亀岡プラスチックご みゼロ宣言」を行いました。  


 「海ごみ」の8割は私たちが暮らす町を流れる川から運 ばれます。海のない内陸の山梨県に流れる2つの大きな 川に挟まれた中央市に託された責任は重いのではないで しょうか。水の惑星地球の青い海をプラスチックスープ にさせないためには、紙のストローに変えるだけでは実 現しません。


 ●中央市のプラスチックごみの捨て方および回収・処理 方法         

『 大変な時こそ寄り添う別府市の「おくやみコーナー」に続け 』

  毎年130万人以上が亡くなっていく高齢化社会や子ど もを取り巻く虐待、困窮者支援など市民ニーズに対応す る行政サービスは複雑かつ多様化しています。中央市で は統合される庁舎が完成間近となり、市民を第一にした 行政の取り組みを多くの市民が期待しています。市民が 求める行政サービスの条件は「たらい回しにしない、分か りやすい、利用しやすい、待たせない、正確で親切」です。 そのための改革は窓口業務と一体になって一元的に推進 していく必要があり、市民が困った時こそ寄り添い力を 発揮できる市職員が望まれています。


 ●中央市の窓口サービスの基本的な考え方 

●現在実施しているワンストップサービスの内容とその 評価  


  大分県別府市が2016年5月に開設した「おくやみコーナ ー」が注目されています。私自身の私的な例で恐縮です が、両親を2年前に亡くしました。役所での煩雑な手続き を予想していたとはいえ、2週間程度でおこなわなけれ ばならない手続きや届出が10以上もあり、ただでさえ 心が萎え落ち込んでいるのにあれこれと大変な思いをし た経験があります。身近な人がなくなった時、通夜や葬

儀・告別式などの準備や手配以外にも死亡届の提出など 役所への届け出や手続きが必要になります。別府市では それらの手続きを一元化して受け付けてくれるのです。 また、時間短縮は市民側ばかりでなく職員の負担軽減に も貢献しているとアンケート結果がでています。大切な 家族を失った苦しい時ほど市民にやさしく寄り添う新た な取組みが求められています。


 ●「おくやみコーナー」の設置  


  横須賀市は「終活情報登録伝達事業」制度を2018年5月 からスタートしました。内容はかかりつけ医、アレルギー の有無、延命治療希望か、お墓の場所、リビングウィル、遺 言書をしまってある場所(預けてある場所)、葬儀スタイ ルの希望、遺品整理の生前予約などを自治体に事前登録 しておき万一の時、市が代わりに病院・消防・福祉・警察な どの照会に対し回答する制度です。料金はかかりません し、親族・成年後見人も代理人として登録できます。また、 大和市も「おひとり様などの終活支援事業」に乗り出して います。独居でも安心して終活できる環境が大切なので はないでしょうか。


●「わたしの終活登録」のススメ