星団日記

中央市議会議員なとり義高です。

台風19号が運んだもの ふるさと公園西側釜無川左岸

 20年近く釜無川をフィールドとして自然を見守ってきましたが、台風19号の跡に残された物に驚きました。ペットボトルや発泡スチロールが護岸の際に大量に流れ着いて、まるで一直線にすき間なく並べたかのようです。これまでの漂着ゴミは、河川敷の中ほどくらいに集中して散乱していたのですが今回ばかりは高水位に増水したためか、低水護岸の端にほとんどのゴミがありました。台風の後に釜無川の調査に行くとポプラやヤナギの木に、枝や草がひっかかり「あー、川の水がここまできたんだ」と教えられましたが、今ではビニール袋などの人工物が水位計がわりになっています。私たちまちづくり時習塾は、今年2月より2ヶ月毎に「海ゴミは川ゴミゼロから」を合言葉にプラスチックゴミをマイクロプラスチックにしないためゴミ拾いをしています。夏には魚の観察会もしているので、川の中のゴミの移り変わりも見つめてきました。当初は川底に沈んだ空き缶の中に住居を決め、成長した自分が大きくなりすぎて出られなくなってしまったザリガニに遭遇してびっくりしました。今はペットボトルになり、なぜかフタはどれもかたく閉められているのでいつまでもプカプカと浮かんで流れていきます。一方で、ラベルのプラスチックは弱いので裂化してボロボロになりなくなってしまっています。(これこそまさにマイクロプラスチック!)

缶が主流だった頃は、はっきりと売れすじの商品名までわかりましたが、ペットボトルでは人気の商品はわからずじまいです。みなさん一緒に川原のゴミ拾いをしませんか。川原のゴミならではの時代のよみ方・解説つきでおもしろいですよ。

 

    12月1日(日)9:00

    ふるさと公園駐車場集合

    持ち物 軍手・水筒・長靴