星団日記

中央市議会議員なとり義高です。

『 大変な時こそ寄り添う別府市の「おくやみコーナー」に続け 』

  毎年130万人以上が亡くなっていく高齢化社会や子ど もを取り巻く虐待、困窮者支援など市民ニーズに対応す る行政サービスは複雑かつ多様化しています。中央市で は統合される庁舎が完成間近となり、市民を第一にした 行政の取り組みを多くの市民が期待しています。市民が 求める行政サービスの条件は「たらい回しにしない、分か りやすい、利用しやすい、待たせない、正確で親切」です。 そのための改革は窓口業務と一体になって一元的に推進 していく必要があり、市民が困った時こそ寄り添い力を 発揮できる市職員が望まれています。


 ●中央市の窓口サービスの基本的な考え方 

●現在実施しているワンストップサービスの内容とその 評価  


  大分県別府市が2016年5月に開設した「おくやみコーナ ー」が注目されています。私自身の私的な例で恐縮です が、両親を2年前に亡くしました。役所での煩雑な手続き を予想していたとはいえ、2週間程度でおこなわなけれ ばならない手続きや届出が10以上もあり、ただでさえ 心が萎え落ち込んでいるのにあれこれと大変な思いをし た経験があります。身近な人がなくなった時、通夜や葬

儀・告別式などの準備や手配以外にも死亡届の提出など 役所への届け出や手続きが必要になります。別府市では それらの手続きを一元化して受け付けてくれるのです。 また、時間短縮は市民側ばかりでなく職員の負担軽減に も貢献しているとアンケート結果がでています。大切な 家族を失った苦しい時ほど市民にやさしく寄り添う新た な取組みが求められています。


 ●「おくやみコーナー」の設置  


  横須賀市は「終活情報登録伝達事業」制度を2018年5月 からスタートしました。内容はかかりつけ医、アレルギー の有無、延命治療希望か、お墓の場所、リビングウィル、遺 言書をしまってある場所(預けてある場所)、葬儀スタイ ルの希望、遺品整理の生前予約などを自治体に事前登録 しておき万一の時、市が代わりに病院・消防・福祉・警察な どの照会に対し回答する制度です。料金はかかりません し、親族・成年後見人も代理人として登録できます。また、 大和市も「おひとり様などの終活支援事業」に乗り出して います。独居でも安心して終活できる環境が大切なので はないでしょうか。


●「わたしの終活登録」のススメ