星団日記

中央市議会議員なとり義高です。

ソウイウモノニ ワタシハナリタイ

スマートフォンじゃなくって、「スマートメーター」。

1人1台ではなく、一家に一台。

 

 

政府はすべてのデンキ利用家屋にスマートメーターなるものを取り付けようとしている。すでに導入が始まっている関西電力では約61万戸以上。九州電力でも約37万台が導入されている。北杜市の知人宅でも、つい先日設置された。スマートメーターは、これまでのアナログメーターと違い電気の使用状況を30分ごとに、1日48回マイクロ波で電力会社に送り続ける新機種の電気検針器だ。検針員はもちろんいらなくなる。電気会社は「電力使用量を把握し、効率的な運用ができる」と宣伝しているが、諸外国では健康被害・火災のリスク・コストの問題などスマートメーターの必要性が疑問視されている所がある。カリフォルニア州の45の自治体が一時停止条例を採択。オランダとイギリスでは、設置が強制ではなく任意になった。

 

スマートメーターの脅威はこれらに限らない。社会全体がなにものかにコントロールされてしまうのではないかという恐怖。「スマート家電」という新商品が次々と発売され、コードレス電話の親機・子機と同じように双方にマイクロ波が飛び記録が蓄積されたり、外部から操作が可能になる。いつ帰宅し、お風呂に入り、食事し、寝たのかが、簡単にわかる。便利で、快適、安心だけど、ぞっとするのはなぜだろう?大きな者により個人が制限されてしまう危険性。自由な朝が茶色の朝に変わっているかもしれない・・・。あなたの近くにも賢い?「スマメ」がやってくる!

 

スリムとスマートが同じだと思っていた支援者より

ソウイウモノニ ワタシハナリタイ

 それを見るまでの私には偏見があった。その舞台で心と体、魂を一体化させ打ち鳴らす若者たちの太鼓の鼓動を、私は忘れない。覚せい剤をやる人たちは、ヤクザか芸能界に属している特別な人だと思っていたし、どうしょうもない人たちだと決めつけていた。でも、そういう人たちが仲間と心をひとつにし、信頼し、黙って仲間を受け入れ、認めあってきた姿に、心を洗われた。

山梨ダルクでは、毎年薬物依存症者が中心となり集う報告会を開催している。涙と笑いありの充実感で疲れきるほどの会だ。いつも感じるのは、彼らのスピーチの誠実さだ。さんざん嘘ばかりついてきたであろう影の部分もなにもかも全部差し出し、私は無力であると宣言する。

「神様、私にお与えください。自分に変えられないものを受け入れられる落ち着きを!変えられるものは変えていく勇気を!そして2つのものを見分けられる賢さを」(ラインホルド・ニーバー)この言葉は何もかも失ってしまった彼らのバイブルだ。

あなたは、きっと大丈夫。気づきが回復への一歩なのだ。昨日はいいのだ。今こそすべて。クリーンな一日を積み重ねていくのだ。そしたら、正直な明日が迎えられる。私たちはそれを見守りただ信じていこう。

      

  愛とは、受け入れること、認めることと教えられた支援者より

 

 

ストップ「依存症社会」

2014.9.1 星団新聞31号

東日本大震災では東北地方が壊滅的な被害を受けました。復興に動き出した街で、ひときわ盛況なビジネスがある、それがパチンコ店だそうです。周りがいかなる状況でもやらずにいられない、それが依存症の正体です。「アルコール依存症は約230万人、ギャンブル依存症が560万人、インターネット依存症が270万人、そのほか(薬物依存、買い物依存、ゲーム依存など)合わせると2000万人近い数になるはずです。」「現代の日本が『依存症に依存する』社会構造になっていることです。依存症を誘発しやすいものが身の回りにあふれ、消費者を依存させることによって利益をあげるビジネスがたくさんあります。私たちは、そうした『依存症のタネ』に囲まれながら生活しているといっても過言ではないでしょう。」と精神科医和田秀樹さんの著書「『依存症』社会」の中で指摘されています。

なかでも脱法ハーブと呼ばれていた「危険ドラッグ」(7.22呼称変更)の事件、事故が全国で相次いでいます。6月の池袋の8人の死傷者を出した乗用車の暴走事故などは、依存症者が手に入れた危険ドラッグを待ち切れずにその場で使ってしまったため起きたと言われています。山梨でも都留市に住む女子高生らが危険ドラッグ所持容疑で逮捕されたばかりです。

「最近、危険ドラッグで入寮する若者が多くなってきている、その壊れ方が今までになくすさまじい、手がつけられない。」と薬物依存者らの自立支援施設「山梨ダルク本部」代表の佐々木広さんが教えてくれました。「1グラム約3万円する覚せい剤に比べ、法規制のない薬は同じ量で1500円ほどと、安価で入手しやすい。また、インターネットの普及で誰でも手に入るようになった。」と8月13日の読売新聞の紙面でも語っています。同時に学校現場での予防教育の遅れを指摘しています。

依存症について国際的なコンセサンスは、依存性の強いものについてはアクセスを制限することにあります。しかし、日本は依存症に対して認識が甘く、依存の対象となるものにフリーアクセスできる環境になってしまっています。海外では広告規制、安売りの規制、営業時間の制限などが常識です。台湾や韓国ではかつて日本と同じようにパチンコが大盛況でしたが、あまりに熱中するひとがでてきて事件を起こし社会問題となりました。台湾や韓国では法律で禁止され、パチンコビジネスは事実上崩壊しています。

所が日本では世界中の金持ちの依存症者のための「東京カジノ」を進める政治家がいます。まさしく「依存症社会」に依存させる総仕上げです。貧困から抜け出せないこびりついた原因のひとつがこの依存症問題ですが、意志が弱いダメな人間だけが陥るのだという自己責任論にすり替えられてしまっています。そうではなく依存症は、人間関係・家庭・人格・仕事までメチャクチャにさせる誰でも発症しうる完治はしないが回復可能な病気です。これ以上悲劇を生み出さないために、私たちは行動を起こす必要があるのではないでしょうか。子どもたちの未来のために!