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産と位置づけられたと私は考えています。 目的は、健全な水循環の維持、回復です。基本的政策は貯 留・涵養機能の維持及び向上、流域連携の推進、地下水の適 正な保全および利用などです。また同年「雨水の利用の推 進に関する法律」が施行されました。ポイントは、下水道、 河川等への雨水の集中的な流出の抑制、雨水を一時的に貯 留するための施設の設置と水資源の有効利用です。 雨水利用について 2008年12月の私の質問「雨水の排除から総合的雨水利 用への転換」から14年、水循環基本法成立から8年が経ちま したが、この間渇水、豪雨は地球規模で、日本でも頻発・激 甚化するようになってしまいました。洪水も、元々は同じ 雨です。中央市に降った一粒の雨を集めてオアシスにでき る雨水タンクは、まちのあちこちにあれば災害時の「ライ フポイント」にもなるのです。何が変わったか、変っていな いのかこの時の答弁を踏まえてお答えください。
● 中央市公共施設においての雨水貯留施設の整備 ● 雨水タンク・雨水浸透枡設置への助成制度
● 総合的な雨水対策
● 雨水ネットワークなどへの参加・アクセス
地下水を守る
「地下水税を巡っては、県検討会が県が導入する場合に営 利目的で採水した地下水を飲料として製品化し、移出する 行為に課税することが適当とする内容の報告書を県に提 出している。」とした記事の掲載があります。 安曇野市では湧き水の水位が下がり、名産のわさびが栽 培できなくなったという声が上がり、地下水保全研究委員 会が発足しました。熊本県では井戸の水位が低くなったた め、その原因をつきとめ水田の減少であることがわかりま した。水田に張った水は、少しずつ地中に浸透します。田ん ぼは地下水を育む場所だったのです。10年後も100年後も 水を使えるように、中央市でも現状を把握しルールを定め 守っていくことが大切だと思います。
● 地下水の現況(地下水量・井戸水位・水質などの変化) ● 水田の減少は
● 中央市版地下水に関するルールづくり
● 地下水税について
● リニアの橋脚工事による釜無川・常永川への影響 (流量・水質・河川環境などの変化)
「中央市は水害で苦しんできた歴史があります。霞堤な ど、水害を水の力や自然の力で治める信玄の治水技術が残 されています。臼井沼や昔の水田の持っていた洪水調整機 能を現代に活かす保水技術が必要です。昔から日本人は雨 とうまく付き合ってきました。雨水を『天水』と捉えた自然 観に、多くを学び、水危機を解決すべき時ではないでしょ うか。実り豊かな生活文化都市は雨を捨てない保水型都市 です。中央市のいち早い取り組みが、県下に広がる『呼び 水』となるよう望みます。」