星団日記

中央市議会議員なとり義高です。

学校を安全に過ごせる環境に!

2019年9月議会 一般質問

 

 文部科学省は、2011年に「健康的な学習環境を確保するために」を発表し、有害な化学物質の学校施設面における室内濃度低減に向けての留意点をまとめました。翌年には、シックハウス症候群(いわゆる化学物質過敏症MCS)の子どもたちへの対応を示した「健康的な学習環境を維持管理するために」を作成し、学校における化学物質による健康障害に関する参考資料としました。

 現在、中央市では、田富北・豊富小学校の2校の児童たちが、新築校舎が完成するまで仮設校舎で過ごしています。シックスクール対策は万全でしょうか。また、新築校舎に移転してからも新たな化学物質のスープの中で子どもたちがMCSを発症することの無いように文科省のこれらの報告書に基づいた厳重な注意が必要です。

シックスクール対策について文部科学省の報告書に基づいた2校の安全対策は

 

 内閣府は、電磁波過敏症EHS)もMCSも障害者差別解消法の障がい者として認められうるという見解を示しています。障がい者が求めれば自治体は合理的な配慮を提供しなければなりません。実際、静岡県内の中学校ではEHSの子どもに配慮して入学前に無線LANから有線に切り替えています。また、堺市の小学校では手元スイッチを設置して被曝量を最小限にとどめる配慮をしました。文科省でも障がいのある子も、ない子も共に学べるインクルージブ教育を目指しています。

電磁波過敏症対策について

 学校無線LANWi-Fi)など