星団日記

中央市議会議員なとり義高です。

四季のお話し会vol.6 「香害とキケンな5G!」

講師 古庄弘枝さん(ノンフィクションライター)

日時 9月14日(土)PM130400

場所 玉穂総合会館 多目的室1−

 中央市下河東620  055−274−1116

会場がこれまでと違います。

 

講師プロフィール

古庄弘枝(こしょうひろえ)さん

大分県・国東半島生まれ。ノンフィクションライター。

著書

『マイクロカプセル香害柔軟剤・消臭剤による痛みと哀しみ』(ジャパンマシニスト社)

スマホ汚染 新型複合汚染の真実!』(鳥影社)

スマホ汚染(電磁放射線被曝)から赤ちゃん・子どもを守る』(鳥影社)

『香害(化学物質汚染)から身を守る』(鳥影社)

『携帯電話亡国論 携帯電話基地局の電磁波「健康」汚染』(藤原書店

『あらかい健康キャンプ村-日本初、化学物質・電磁波過敏症避難施設の誕生』(新水社)

『見えない汚染「電磁波」から身を守る』(講談社α新書)など著書多数。

カナリアたちの叫び

 「本人は死にたいと思い、周りは死んでくれと思う。そして、実際に死んでしまって周りは良かったと言う」化学物質過敏症を苦に自殺した女性の夫の言葉です。「香害(化学物質過敏症)から身を守る」古庄弘枝著・鳥影社発行より引用。化学物質や電磁波、エコキュート低周波音などで体調をくずす人がいます。ごくわずかな環境因子でも、頭痛やめまい、吐き気、筋肉痛、耳鳴り、イライラ、集中力・記憶力低下・動悸・睡眠障害などさまざまな痛みや異常を引き起こします。想像してみて下さい。私たちの身の回りにはあらゆる化学物質が使われ、スマホがぴったりと寄添い電気製品のない家などありません。私たちは当たり前にこれらを享受し、その恩恵を受けています。それが、ある日を境に、恐ろしいものに変わってしまうのです。日本では化学物質過敏症の有病率は約8%、電磁波過敏症有病率は約6%と推計されておりその多くは併発して発症しています。専門医が少なく特効薬もありません。社会的にも認知されておらず、わがままや気のせいで済まされ周囲の理解を得られず適切な治療を受けられない人が全国にいます。7月1日、この2つの過敏症である中学生と保護者が文科省に高校進学できるよう要望書を提出しました。発症のきっかけは、小学校3年生の頃地デジ対応テレビを見ていて突然、頭痛やめまい、おう吐、腰痛が起きました。その後、柔軟剤や合成洗剤などから発生する香料(化学物資)にも反応するようになり体調不良の原因になっています。今通っている中学校では、(通学できていません)自宅での学習を教師や友人がサポートしてくれていますが、来春中学を卒業しても通えそうな高校が見つかっていません。公共交通機関や自動車の利用も困難であり、インターネットやテレビ・ラジオでの勉強も難しいので通信制高校に進学することもできません。

 このような状況の中、第5世代移動通信システム(5G)が開始されようとしています。5Gは、超高速大容量通信を可能にするため100m間隔でスモールセル・アンテナを設置し、28GHzという非常に高い周波数帯の電波を、至近距離で照射します。電磁波は、周波数が高くなるほど波長が短くなるので、周囲の建物などにぶつかると反射され遠くまで届きにくくなります。そこで政府は、全国に約20.8万基ある交通信号機や無数にある電柱に5Gアンテナを設置する方針です。5Gによって電磁波被曝が劇的に増加するため、海外では5G導入の一時停止を決めたり、設置場所を規制する条例を設けた自治体もあります。しかし、日本では5Gのリスクは知られておらず、電磁波過敏症の診断基準もないまま、導入が進もうとしています。これではまるで日本という国すべてを電子レンジの中に入れて24時間休みなくチンしているようなものです。籠の中に入ったカナリアは、かつて炭鉱労働者たちに死をもって危険を知らせました。カナリアは社会の問題を映しだしてくれる鏡です。弱者であるから大事にされるのではありません。私たちの進む方向を啓示してくれるからこそ大切にしなければならないのです。今、あなたに、カナリアたちの叫びが聞こえますか?

カナリアは明日の「私」かもしれません。

 

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マイクロカプセル香害

2019年9月議会 一般質問

 

1990年代「シックハウス症候群」といえば、ワックスや健材、ペンキなどから発生するホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC)による健康被害のことでしたが、今最も大きな問題になっているのは、洗剤や柔軟剤、消臭剤のマイクロカプセルから発生する香害(こうがい)です。香料に使われる化学物質で、公表されたものの約半数の1,500種は危険で有害だと指摘されていますが、日本では成分名を表示する義務がないので、有害な成分を避けたくてもどうにもなりません。この芯物質である香料を「ナノサイズ」の目に見えないほど小さなマイクロカプセルに閉じ込め、熱や摩擦などでカプセルの膜が破裂することで少しずつ香料を放出させるので何ヶ月も香りを持続させることができるのです。破裂してバラバラになったカプセル片は空気中を漂い、2012年頃に大騒ぎした大気汚染物質「PM.5」(2.5μm以下の微小粒子状物質)より大きかったり小さかったりしますが実質的に同じ浮遊物質になります。吸い込めば直接肺まで到達しますが、さらに小さなナノ粒子の危険性は直接血液の中に入り全身の臓器に運ばれることです。「香りのカプセル」をたたいて「香りのスイッチ」が入った時、大気が汚染され、普通に空気を吸えなくなる人たちが確実に存在するのです。一回の柔軟剤の使用量には1億個のマイクロカプセルが入っているそうです。発症を予防するためにも公共空間での香料自粛を求めるポスターをつくる自治体が増えています。(大阪市和泉市倉敷市宇都宮市佐倉市広島県岐阜県・埼玉県・札幌市保健所など)

中央市の新庁舎や各施設にもポスターの掲示をし、すべての人に関わる問題であることを示す必要があると思いますがいかがでしょうか。

合成洗剤、柔軟剤や消臭剤などから発生する香料(化学物質)また、マイクロカプセルによる健康被害について見解をお聞きします。

化学物質過敏症の全国、中央市の患者数